映画
○アンダーグラウンド
(エミール・クストリッツァ監督。言いたいことが声高に叫ばれるのではなく、ユーモア、笑いの中から、ひっそり浮かび上がってくる。チャップリンの「独裁者」にも通じる。)
○MEMORIES
(大友克洋他監督。第2話で大笑い。加速度的な展開に引き込まれる.)
○KIDS
(ラリー・クラーク監督。好きな写真家が監督をしているので、どうしようもないガキどものどうしようもないたらたらとした映画だと思って見に行った。やっぱりどうしようもないクソガキどもだった。)
○ブラザーズ・クェイ短編集
(ストップモーションアニメーション。日本未公開作品を上映。新作「ベンヤメンタ学院」は実写で退屈で期待外れだった。旧作の短編は素晴らしい。特に3分程度の「スティル・ナハト2〜4」。ウサギのぬいぐるみがせわしなく動き回り、少女の足はつま先立ちをリズミカルに繰り返し、扉からは覗き込む眼とゆっくりと突き進む弾丸。)
○ファンタスティック・プラネット〜未開の惑星〜
(ルネ・ラルー、ローラン・トポール。フランスのアニメーション。人間の創造の一つの到達点)
○キングダム
(ラース・フォン・トリアー監督。「エレメント・オブ・クライム」「ヨーロッパ」のような映像表現のおもしろさはなかった。が、ざらついた画面、会議をしている医者の間をぐるぐる回る手持ちカメラ、悪趣味な展開など、睡眠不足で見たが、5時間近くを面白く見た。)
○天使の涙(ウォン・カーウァイ監督)
○私の秘密の花(ペドロ・アルモドバル監督。大人の恋)
○レ・ブロンゼ〜スキーに行く〜
(パトリス・ルコント監督の初期作品。ただのおバカなコメディ。)
○レックス・ザ・ラント(突き抜けたばかばかしさ、ナンセンス。大まじめなところが効いている。
○「魅せられて」のリヴ・タイラー
○「南京の基督」の富田靖子
TV
○ビデオを見るために29型テレビを買い、5年ぶりにテレビのある家になった。相変わらず、つまらない番組ばかり。特にしゃべった言葉が再度画面に文字として出てくるのは耐えられない。いつのまにあんなことをするようになったのだろう。そんな中、毎週見る番組は「ビバリーヒルズ青春白書」だけ。
ビデオ
○ウォン・カーウァイ「今すぐ抱きしめたい」「欲望の翼」
いい映画は劇場で見るべきだった、と思わせる。
○岩井俊二
甘くて、せつなく、そんなことあるかよという少女漫画的世界だが、中山美穂の少女時代役の酒井美紀は心に残る「Love Letter」。「Ifもしも〜打ち上げ花火横から見るか?下から見るか?」の奥菜恵もキュンとくる。「undo」
○ヒッチコック
「めまい」「フレンジー」「北北西に進路をとれ」「トパーズ」
○お熱いのがお好き」マリリン・モンローは、やっぱりバカでかわいい役の方が合っている。
CD
○スキャット、映画音楽
◎「明日に向かって撃て」バート・バカラック
◎「UN HOMME ET UNE FEMME,VIRRE POUR VIVRE」フランシス・レイ
◎「キャッチ・トロヴァヨーリ」「黄金の七人」「SESSO MATTO」アルマンド・トロヴァヨーリ
◎MONDO MORRICONE
◎「真夏の夜のスキャット」オス・トレス・ブラジレイロス
○バルカン半島のブラス・バンド
◎アンダーグラウンド・サントラ
◎「ブロウ“ベジフレ”ブロウ」ヨヴァ・ストイリコヴィッチ
○渋谷系
◎「ベリッシマ」「女王陛下のピチカート・ファイブ」「月面軟着陸」「女性上位時代」「OVERDOSE」ピチカート・ファイブ
◎「かせきさいだぁ」かせきだいだぁ
◎「オレンジ」「KARATEKA」電気グルーブ
◎「Jr.」Tokyo No1.Soul Set
◎「MONTAGE」YEN TOWN BAND
◎「九月のマリー」「ゴリラ」夏木マリ
◎「球体の奏でる音楽」小沢健二
◎「sushi3003」ドイツで出た渋谷系コンピ
○フレンチ・ポップス、ロリータ、ウィスパーヴォイス
◎「パレル・ヴー・アングレー」「エデュカション・アングレー」カトリーヌ
◎「LE ROI SOLEIL」「MY FIRST KARIE 」「彼と彼女の存在」「GIRLY」「MIKE ALWAY'S
DIARY」「I AM A KITTEN」カヒミ・カリィ
◎「セルジュ・ゲンズブールvol1〜9」「ゲンズブール・トリビュート'95」セルジュ・ゲンズブール
◎「4枚組ボックス」「VERSIONS JANES」ジェーン・バーキン
◎「ラジオのように」ブリジット・フォンテーヌ
◎「ARTHUR.H.TROUBLE−FETE」フランスのトム・ウェイツ
◎「SUPER」MATHIEU BODGAAERTS
◎「身体と歌だけの関係」ハイポジ
◎「SACCHARIN」SAMARIE
○ソフト・ロック
◎「ロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ」
◎「RED RUBBER BOLL シングル・コンピレーション」THE CYRCLE
◎「シングル・コンピレーション」THE BUCKINGHAMS
◎「SMILY SMILE」THE BEACH BOYS
○キュート・チープ・ポップ・キャッチー
◎「ROOMIC CUBE」嶺川貴子
◎「FUN TRICK NOISEMAKER」THE APPLES IN STEREO
◎「RETURN OF THE RENTALS」THE RENTALS
◎「火星ちゃんこんにちは」ハバナエキゾチカ
◎「A COMPLETE HISTORY」THE WAY OF THE VASELINES
◎「BUTTER」BUTTER 08BUTTER
◎「HICUPS」こなかりゆ
◎「EMMERDALE 」THE CARDIGANS
○その他
◎「ゴーゴーナイアガラ」「レッツ・オンド・アゲイン」「ナイアガラ・フォーリンスターズ」大滝詠一
◎「1996」坂本龍一
◎「ANTHOLIGY」「LIFE」SLY&THE FAMILY STONE
◎「MUSIC OF MIND」「INNERVISIONS」「FULFILLINGNESS FIRST FINALE」「TALKING
BOOK」STEVIE WONDER
展覧会
○シャ・シャ・ヒグビー・パフォーマンス
(ギャラリー・ギャラリー。アメリカか何処かの留学生によるダンス。バリなどにも行っていたようで、民族的な踊りに影響を受けた。非常にゆっくりとした動き、自分で造った人形の首、手、仮面などいろいろなものを体中にふわりと身につけ蠢く)
○アントニー・ゴームリー展
(神奈川県立近代美術館。好きな作家の作品がまとめてみることが出来るとは思わなかった。札幌芸術の森の野外彫刻で一体見ただけでも喜んでいた)
○山下菊二展
(板橋区立美術館。「あけぼの村物語」くらいしか見たことがなかったのでまとめてみることができ、良かった。一緒に行った人たちは暗い気持ちになったようだが、私はワクワクした。)
○シンディ・シャーマン展
(滋賀県立近代美術館。写真作品でも実物を見るのと本で見るのとは、やはり違った。最近作がよい。写真は写真集でもいいやと思っていたが、まず、大きさが違う。大きかった。)
○目黒寄生虫館
(ついに行った。きもちわるいのがきもちいい。Tシャツを買った。)
○ハンドメイドオブジェ
(滋賀県立近代美術館。表題のテーマで選ばれた人の個展の寄せ集めのようなもの)
○長井かほる展
(信濃橋画廊。旧作の方が好みだった。個展を見に行くと、いろいろな人がいるもんだなあ、一体何がおもしろくてこんな作品をつくっているんだろうと思う。が、たまにやられたと思うこともある。)
○ジェンダー 記憶の淵から(東京都写真美術館)
○国芳の世界展
(大丸心斎橋店。見るつもりはなかったが、招待券があったし近くに行く用事があったので入ったら、大当たり。異形の者が画面いっぱいに暴れまわる。
本
○悪趣味
◎トンデモ悪趣味の本(別冊宝島)
◎悪趣味百科(ジェーン&マイケル・スターン、伴田良輔訳)
期待していた内容とは違い、アメリカン・ポップ・ウンコ・カルチャーについてだった。
それはそれでおもしろかった。
◎奇妙な本棚(伴田良輔)手元に置いておきたい写真集、画集の紹介が満載。
◎郵便配達夫シュヴァルの理想宮(岡谷公二)
森羅万象をなぞり、魑魅魍魎が蠢く、ごてごてで素朴なすばらしい建物。
◎くそったれ少年時代、ありきたりの狂気の物語、町で一番の美女(チャールズ・ブコウスキー)
◎狂骨の夢、姑獲鳥の夏、魍魎の厘(京極夏彦)
分厚いがどんどん読んでしまう。作者の広範囲の知識に驚く。登場人物のおもしろい友人関係が
うらやましい。
◎ぼくはこの本を読んできた(立花隆)
とにかくたくさん読んでいる。まいりました。中学の時の読書についての作文、本が読みたいからとやめる
文芸春秋社の退社の弁、知的好奇心についての文章には心動かされた。
◎宇宙からの帰還、サル学の現在(立花隆)
人間について考える本。好奇心を刺激する新鮮な発見と驚きが詰まっている。
◎立花隆のすべて(立花隆)
○性
◎独身者の科学(伴田良輔)
キッチュでおバカな教養書
◎AV女優(長澤光雄)
42人の「ファザー・ファッカー」または「ラテンでレッツ・ラブ」
◎クィア・パラダイス(伏見憲明)
いろいろな人がいる。知ることから始めよう。
◎ぼくは勉強ができない、ひざまづいて足をお舐め、ソウルミュージック・ラバーズオンリー(山田詠美)
◎ナチュラル・ウーマン、セバスチャン(松浦理恵子)
◎美術の解剖学講義(森村泰昌)
◎オタク学入門(岡田斗司男)
◎昨日(アゴタ・クリストフ)
◎舞い上がったサル(デズモンド・モリス)
待望の新刊。「裸のサル」のその後。
雑誌
○BRUTUS
◎映画は二度死ぬ
◎君はフェルメールをみたか
◎少女
美術雑誌でもないのに、私の好きなフェルメールを特集するなんて。
映画においてもとりあげる視点のひねくれ具合が○。
○美術手帖
◎90年代の海外アーティスト(バックナンバー)
◎かわいい
◎最新海外注目アーティスト1996
やられた!としか言えないダメな私。
○STUDIO VOICE
◎ヒロミックスが好き
◎シャッター&ラヴ(バックナンバー)
毎月注目している。映画、展覧会、CD、書評チェック。
○FREAK OUT VOL.14
おもしろい作品がのっている。
○H cover girls
○CUT ロスト・イノセンス
映画「KIDS」を軸に、私が興味のある人のインタビュー
○DUNE REALITY
クロエ・セヴィニーの写真を切り取って部屋に貼っている。
舞台
数えるほどしか見ていないが、この3つはすごい
○S/N(dump type)
「かっこいいってことはなんてかっこわるいんだろう」というアルバムがあったが、
「かっこいいってことはなんてかっこいいんだろう」という言葉が浮かんだ。
あの方法を編み出したのがすごい。冒頭のトーク。連続するフラッシュの中、ビデオの映し出される
スクリーンにもなる高い台の上を、次々と走り、服を脱ぎ、まっすぐに後ろに倒れ落ちていく。
そして、有名なラストシーン。完全にまいってしまった。
○動かぬ旅人(フィリップ・ジャンティ・カンパニー)
演者とともに変態する人形をもう一度見たい。身体が布一枚になって空を舞ってもまだ生きている。
○ROMANCE(維新派)
野外舞台を十分に生かしている。まず客席の2倍くらいある奥行き。
ボイラー、海を挟んで向こう側に見える港湾の建造物と大きく美しく輝く月。
甲高い声の大阪弁ラップケチャがたたみかけてくる。
以上、3つとも新しいことを考え、まだ見ぬものを現出させる方法を編み出したところに心奪われた。
(私が他の舞台表現をあまり知らないだけかもしれないが。)
写真集
○NUBA(レニ・リーフェンシュタール)
瘢痕、ボディ・ペインティング、おどり、儀式、なによりも贅肉のないすらりとした美しい肉体。
○Piere Molinier(Piere Molinier)
○Le chaman et ses cretures(Piere Molinier)
変態美術家。我が心の師。
○Louise Bourgeois(Louise Bourgeois)
○LB(Louise Bourgeois)
影響を受けているのでやばい。
○死(宮崎学)
○SAYO(鈴木貞弘)
この2冊、以前雑誌で見たものが本になった。後者は高校生の時、写真誌で見てときめいた。
○Art RANDAM
○Cindy Sharman
○Outsider art
○Outsider art
アウトサイダーアート、建造物を訪ねて旅したい。
○chibusa(伴田良輔)
とりあえずおっぱいはとても好き。
○Antony Gormley
作品の設置場所もよい。